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起风了(日汉对照)pdf/doc/txt格式电子书下载

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书名:起风了(日汉对照)pdf/doc/txt格式电子书下载

推荐语:村上春树作品御用译者施小炜执笔翻译,宫崎骏收山之作《起风了》原著小说,精装珍藏版

作者:(日)堀辰雄,施小炜译

出版社:华东理工大学出版社

出版时间:2014-12-23

书籍编号:30200955

ISBN:9787562840657

正文语种:中文

字数:233827

版次:1

所属分类:外语学习-日语

全书内容:

cover







题记


Le vent se lève,


il faut tenter de vivre


(风乍起。合当奋意向人生。)


PAUL VALERY

序じょ曲きょく


それらの夏なつの日ひ々び、一いち面めんに薄すすきの生おい茂しげった草そう原げんの中なかで、お前まえが立たったまま熱ねっ心しんに絵えを描かいていると、私わたしはいつもその傍かたわらの一いっ本ぽんの白しら樺かばの木こ蔭かげに身みを横よこたえていたものだった。そうして夕ゆう方がたになって、お前まえが仕し事ごとをすませて私わたしのそばに来くると、それからしばらく私わたし達たちは肩かたに手てをかけ合あったまま、遥はるか彼かなた方の、縁ふちだけ茜あかね色いろを帯おびた入にゅう道どう雲ぐものむくむくした塊かたまりに覆おおわれている地ち平へい線せんの方ほうを眺ながめやっていたものだった。ようやく暮くれようとしかけているその地ち平へい線せんから、反はん対たいに何なに物ものかが生うまれて来きつつあるかのように……


そんな日ひの或ある午ご後ご、(それはもう秋あき近ちかい日ひだった)私わたし達たちはお前まえの描かきかけの絵えを画が架かに立たてかけたまま、その白しら樺かばの木こ蔭かげに寝ねそべって果くだ物ものを齧かじっていた。砂すなのような雲くもが空そらをさらさらと流ながれていた。そのとき不ふ意いに、何ど処こからともなく風かぜが立たった。私わたし達たちの頭あたまの上うえでは、木この葉はの間あいだからちらっと覗のぞいている藍あい色いろが伸のびたり縮ちぢんだりした。それと殆んど同どう時じに、草くさむらの中なかに何なにかがばったりと倒たおれる物もの音おとを私わたし達たちは耳みみにした。それは私わたし達たちがそこに置おきっぱなしにしてあった絵えが、画が架かと共ともに、倒たおれた音おとらしかった。すぐ立たち上のぼって行いこうとするお前まえを、私わたしは、いまの一いっ瞬しゅんの何なに物ものをも失うしなうまいとするかのように無む理りに引ひき留とめて、私わたしのそばから離はなさないでいた。お前まえは私わたしのするがままにさせていた。


風かぜ立たちぬ、いざ生いきめやも。


ふと口くちを衝ついて出でて来きたそんな詩し句くを、私わたしは私わたしに靠もたれているお前まえの肩かたに手てをかけながら、口くちの裡うちで繰くり返かえしていた。それからやっとお前まえは私わたしを振ふりほどいて立たち上のぼって行いった。まだよく乾かわいてはいなかったカンヴァスは、その間あいだに、一いちめんに草くさの葉はをこびつかせてしまっていた。それを再ふたたび画が架かに立たて直なおし、パレット·ナイフでそんな草くさの葉はを除とりにくそうにしながら、


「まあ!こんなところを、もしお父様にでも見みつかったら……」


お前まえは私わたしの方ほうをふり向むいて、なんだか曖あい昧まいな微び笑しょうをした。


「もうも二に三さん日にちしたら、お父様がいらっしゃるわ」


或ある朝あさのこと、私わたし達たちが森もりの中なかをさまよっているとき、突とつ然ぜんお前まえがそう言いい出だした。私わたしはなんだか不ふ満まんそうに黙だまっていた。するとお前まえは、そういう私わたしの方ほうを見みながら、すこし嗄しゃがれたような声こえで再ふたたび口くちをきいた。


「そうしたらもう、こんな散さん歩ぽも出で来きなくなるわね」


「どんな散さん歩ぽだって、しようと思おもえば出で来きるさ」


私わたしはまだ不ふ満まんらしく、お前まえのいくぶん気きづかわしそうな視し線せんを自じ分ぶんの上うえに感かんじながら、しかしそれよりももっと、私わたし達たちの頭ず上じょうの梢こずえが何なんとはなしにざわめいているのに気きを奪とられているような様よう子すをしていた。


「お父様がなかなか私わたしを離はなして下くださらないわ」


私わたしはとうとう焦じれったいとでも云いうような目めつきで、お前まえの方かたを見み返かえした。


「じゃあ、僕ぼく達たちはもうこれでお別わかれだと云いうのかい?」


「だって仕し方かたがないじゃないの」


そう言いってお前まえはいかにも諦あきらめ切きったように、私わたしにつとめて微ほほ笑えんで見みせようとした。ああ、そのときのお前まえの顔かお色いろの、そしてその唇くちびるの色いろまでも、何なんと蒼あおざめていたことったら!


「どうしてこんなに変かわっちゃったんだろうなあ。あんなに私わたしに何なにもかも任まかせ切きっていたように見みえたのに……」と私わたしは考かんがえあぐねたような恰かっ好こうで、だんだん裸ら根こんのごろごろし出だして来きた狭せまい山やま径みちを、お前まえをすこし先さききにやりながら、いかにも歩あるきにくそうに歩あるいて行いった。そこいらはもうだいぶ木こ立だちが深ふかいと見みえ、空くう気きはひえびえとしていた。ところどころに小ちいさな沢さわが食くいこんだりしていた。突とつ然ぜん、私わたしの頭あたまの中なかにこんな考かんがえが閃ひらめいた。お前まえはこの夏なつ、偶ぐう然ぜん出で逢あった私わたしのような者ものにもあんなに従じゅう順じゅんだったように、いや、もっともっと、お前まえの父ちちや、それからまたそういう父ちちをも数かずに入いれたお前まえのすべてを絶たえず支し配はいしているものに、素す直なおに身みを任まかせ切きっているのではないだろうか?……「節せつ子こ!そういうお前まえであるのなら、私わたしはお前まえがもっともっと好すきになるだろう。私わたしがもっとしっかりと生せい活かつの見み透とおしがつくようになったら、どうしたってお前まえを貰もらいに行いくから、それまではお父さんの許もとに今いまのままのお前まえでいるがいい……」そんなことを私わたしは自じ分ぶん自じ身しんにだけ言いい聞きかせながら、しかしお前まえの同どう意いを求もとめでもするかのように、いきなりお前まえの手てをとった。お前まえはその手てを私わたしにとられるがままにさせていた。それから私わたし達たちはそうして手てを組くんだまま、一ひとつの沢さわの前まえに立たち止どまりながら、押おし黙だまって、私わたし達たちの足あし許もとに深ふかく食くいこんでいる小さな沢さわのずっと底そこの、下した生ばえの羊し歯だなどの上まで、日ひの光ひかりが数かず知しれず枝えだをさしかわしている低ひくい灌かん木ぼくの隙すき間まをようやくのことで潜くぐり抜ぬけながら、斑まだらに落おちていて、そんな木こ洩もれ日びがそこまで届とどくうちに殆ほとんどあるかないか位ぐらいになっている微び風ふうにちらちらと揺ゆれ動うごいているのを、何なにか切せつないような気きも持ちで見みつめていた。


それから二に三さん日にちした或ある夕ゆう方がた、私わたしは食しょく堂どうで、お前まえがお前まえを迎むかえに来きた父ちちと食しょく事じを共ともにしているのを見みい出だした。お前まえは私わたしの方ほうにぎごちなさそうに背せ中なかを向むけていた。父ちちの側がわにいることがお前まえに殆んど無む意い識しき的てきに取とらせているにちがいない様よう子すや動どう作さは、私わたしにはお前まえをついぞ見みかけたこともないような若わかい娘むすめのように感かんじさせた。


「たとえ私わたしがその名なを呼よんだにしたって……」と私わたしは一人ひとりでつぶやいた。「あいつは平へい気きでこっちを見み向むきもしないだろう。まるでもう私わたしの呼よんだものではないかのように……」


その晩ばん、私わたしは一人ひとりでつまらなそうに出でかけて行おこなった散さん歩ぽからかえって来きてからも、しばらくホテルの人ひとけのない庭にわの中なかをぶらぶらしていた。山やま百ゆ合りが匂におっていた。私わたしはホテルの窓まどがまだ二ふたつ三みっつあかりを洩もらしているのをぼんやりと見みつめていた。そのうちすこし霧きりがかかって来きたようだった。それを恐おそれでもするかのように、窓まどのあかりは一ひとつびとつ消きえて行いった。そしてとうとうホテル中じゅうがすっかり真まっ暗くらになったかと思おもうと、軽かるいきしりがして、ゆるやかに一ひとつの窓まどが開ひらいた。そして薔ば薇ら色いろの寝ね衣まきらしいものを着きた、一人ひとりの若わかい娘むすめが、窓まどの縁ふちにじっと凭よりかかり出だした。それはお前まえだった。……


お前まえ達たちが発たって行いったのち、日ひごと日ひごとずっと私わたしの胸むねをしめつけていた、あの悲かなしみに似にたような幸こう福ふくの雰ふん囲い気きを、私わたしはいまだにはっきりと蘇よみがえらせることが出で来きる。


私わたしは終しゅう日じつ、ホテルに閉とじ籠こもっていた。そうして長ながい間あいだお前まえのために打うっ棄ちゃって置おいた自じ分ぶんの仕し事ごとに取とりかかり出だした。私わたしは自じ分ぶんにも思おもいがけない位ぐらい、静しずかにその仕し事ごとに没ぼっ頭とうすることが出で来きた。そのうちにすべてが他ほかの季き節せつに移うつって行いった。そしていよいよ私わたしも出しゅっ発ぱつしようとする前ぜん日じつ、私わたしはひさしぶりでホテルから散さん歩ぽに出でかけて行いった。


秋あきは林はやしの中なかを見みちがえるばかりに乱らん雑ざつにしていた。葉はのだいぶ少すくなくなった木き々ぎは、その間あいだから、人ひとけの絶たえた別べっ荘そうのテラスをずっと前ぜん方ぽうにのり出でさせていた。菌きん類るいの湿しめっぽい匂においが落らく葉ようの匂においに入いりまじっていた。そういう思おもいがけない位ぐらいの季き節せつの推すい移いが、——お前まえと別わかれてから私わたしの知しらぬ間あいだにこんなにも立たってしまった時じ間かんというものが、私わたしには異い様ように感かんじられた。私わたしの心こころの裡うちの何ど処こかしらに、お前まえから引ひき離はなされているのはただ一いち時じ的てきだと云いった確かく信しんのようなものがあって、そのためこうした時じ間かんの推すい移いまでが、私わたしには今いままでとは全ぜん然ぜん異ちがった意い味みを持もつようになり出だしたのであろうか?……そんなようなことを、私わたしはすぐあとではっきりと確たしかめるまで、何なにやらぼんやりと感かんじ出だしていた。


私わたしはそれから十じゅう数すう分ふん後ご、一ひとつの林はやしの尽つきたところ、そこから急きゅうに打うちひらけて、遠とおい地ち平へい線せんまでも一いっ帯たいに眺ながめられる、一いち面めんに薄すすきの生おい茂しげった草そう原げんの中なかに、足あしを踏ふみ入いれていた。そして私わたしはその傍かたわらの、既すでに葉はの黄きいろくなりかけた一いっ本ぽんの白しら樺かばの木こ蔭かげに身みを横よこたえた。其そ処こは、その夏なつの日ひ々び、お前まえが絵えを描かいているのを眺めながら、私わたしがいつも今いまのように身みを横よこたえていたところだった。あの時ときには殆ほとんどいつも入にゅう道どう雲ぐもに遮さえぎられていた地ちへ平い線せんのあたりには、今いまは、何ど処こか知しらない、遠とおくの山さん脈みゃくまでが、真まっ白しろな穂ほ先さきをなびかせた薄すすきの上うえを分わけながら、その輪りん廓かくを一ひとつ一ひとつくっきりと見みせていた。


私わたしはそれらの遠とおい山さん脈みゃくの姿すがたをみんな暗あん記きしてしまう位くらい、じっと目めに力ちからを入いれて見み入いっているうちに、いままで自じ分ぶんの裡うちに潜ひそんでいた、自し然ぜんが自じ分ぶんのために極きわめて置おいてくれたものを今いまこそ漸やっと見み出いだしたと云いう確かく信しんを、だんだんはっきりと自じ分ぶんの意い識しきに上のぼらせはじめていた。……

序曲


那些连绵夏日,当你站在遍地芒草丛生的草原中聚精会神地作画,我便总是横身斜躺在近旁的一株白桦树荫里。于是到了黄昏时分,你搁下画笔来到我的身畔,随之便会有一段时间,我们俩伸手搂着彼此的

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